ワイドレンジγ線サーベイメータ RadEye G-10（Thermo Scientific）

　 特長

　放射線防護服の保護手袋を装着したままでも容易に扱えますので、現場で対応するスタッフに最適です。
　本装置を防護服のベルトホルスターに装着している場合は、LEDによりアラームを知らせます。
　また、現場で雑音が多い場合には、内蔵のバイブレータとイヤホン出力によって、アラームを知らせます。

　RadEye G-10は、ユーザーに、最小限のメンテナンスで維持できるように、低電力消費設計、マイクロプロセッサ、全自動の自己診断機能を搭載しています。
　RadEye G-10はガンマ線とエックス線測定のための正確な線量率測定のためにエネルギー補償型のGM検出器を採用しています。

• ・個人線量計としての積算線量値測定及び放射線測定
• ・機器としての線量率測定がこの1台で可能
• ・幅広い測定レンジ： 0.05μSv/h～100mSv/h
• ・幅広い動作温度を実現： -20℃～50℃
• ・緊急時以外はエリアモニタとしても使用可能なようにPCへデータ転送可能
• ・エネルギー補償型GM検出器採用
• ・車のダッシュボードに配置しても正確に測定可能な耐震設計
• ・多数のアラーム設定可能
• ・バイブレータとイヤホーンによるアラーム認識可能
• ・かんたん操作：アラーム、信号音、照明設定が1ボタンで可能
• ・手のひらサイズ： 96 x 61 x 31mm
• ・軽量：約160g

多目的設計

　RadEye G-10は、個人線量計としての積算線量値測定と放射線測定機器としての線量率測定、更に据え置きのエリアモニタとして使用可能です。

かんたん操作

　上部のボタンとLEDで標準的な操作を行います。前面の表示と4つのキーでアドバンスドモードを行います。
　いつでも、ユーザーは、単にただエネルギーレスポンスカーブ(G-10)1つのキーを押すことによって、積算線量を表示す
　ることができます。

低電力消費

　RadEye G-10は、通常の単4電池2本で600時間の測定が可能です。充電可能な単4電池も使用できます。

データ分析

　全ての設定は、最新の1600の線量率値が内部のデータに記憶され、各データポイントはオプションのPCソフトウェアで容易に調整することができます。
　更にデータログ機能を使用することにより、アラーム発生日時、エラー発生日時などのデータをパソコンに保存できます。

　 よくある質問

積算値（Sv）を表示できますか？

Answer!

本体中央の▲↑のボタンを一回押すと積算値（Sv）表示に変わります。

どの部分で測定を行っていますか？

Answer!

機器裏面に×マークがついており、センサーはその内部に入っています。 基本的にガンマ線は透過しますので、機器表面からでも、裏面からでも同じように反応します。 ただし上部や横面などは感度が一部悪くなりますので測定の際にはご注意ください。

  仕様

エネルギー範囲	50keVから1.3MeV までのγ線、X線
測定範囲	0.05μSv/h－100mSv/h
感度	およそ1.7 cps/μSv/h (Cs-137にて)
オーバーレンジ	10Sv/h
アラームレベル	本体にて設定もしくは、ソフトウエアを使用し、PCを介し、自由に設定可能
温度範囲	-20～50℃
サイズ	96×61×31mm
重さ	およそ160g
バッテリー寿命	600時間（標準単4電池使用時）

　 構成品

標準構成品	本体、ビニール袋、予備単4電池×2、保護ラバー、収納ケース、取扱説明書（簡易）、取扱説明書

　 オプション品

オプション品	RadEye用通信キット RadEye.exe

　※対応OS:Windows7まで