GMサーベイメータ TGS-146B(日立アロカメディカル)

GMサーベイメータ TGS-146B(日立アロカメディカル)

β線の表面汚染測定では最も代表的なGMサーベイメータです。

 計数率をアナログメータとデジタル表示で、積算計数はデジタルで表示できるβ(γ)線用GMサーベイメータです。検出器に大面積端窓形有機GM管を使用し、効率よく測定できます。
 また、警報機能、積算計数機能およびメモリー機能など、豊富な機能を備えています。

機種名 GMサーベイメータ
型番 TGS-146B
メーカー名 日立アロカメディカル


 特長

● 大面積プローブ
 日立アロカ独自のφ50mm大面積有機GM管(GM-5004)を使用した大面積GMプローブにより、微量なβ線を高効率で検出します。


● 見やすさ優先多機能表示
 大形のアナログメータとデジタル表示の採用により微妙な計数率変化と詳細データの読み取りが可能です。測定レンジをメータ内に表示し、視線移動を軽減し
 ます。また、デジタル表示器により時刻、時定数、バッテリー残量、検出器電圧状態などを表示可能です。


● 積算計数機能
 最大999.9分までのプリセットタイムによる計数値表示もできますので、汚染箇所などのより精密な測定が可能になります。


● データ記録
 3,000個の測定データを本体内に記録可能です。過去の記録データを液晶表示器に表示できます。


● 警報機能
 測定範囲内で警報設定ができますので、高計数時にはランプ表示とブザーでお知らせします。


● シートスイッチ
 除染しやすいシートスイッチを採用 。



  よくある質問

測定機器の校正を依頼する事業者は、登録事業者でなければいけないのでしょうか

Answer!

測定器の校正は、以下の事業者等で行っていただくことが可能です。
(1)計量法に則った校正を行っている登録事業者
(2)JISに則った校正を行うことができる測定機器メーカー
(3)その他JISに則った校正を行うことができる事業者


空間線量率の測定機器に関して、ガンマ線の空間線量率を計測できるものであれば使用可能とあるが、
どのような機器が財政措置の対象となりますか

Answer!

日本工業規格(JIS Z4511、Z4333)に準拠した校正を年に1回以上行った機器を使用してください。



 仕様

測定線種 β(γ)線
検出器 大面積端窓形有機GM管
窓径:φ50mm
入射窓面積:19.6cm2
窓厚:約2.5mg/cm2
開口率:約85%(保護メッシュ付き)
機器効率 45% / 2π±25%および(20% / 4π)40% / 2π以上 
(40% / 4π~59.3% / 2π)(36Cl線源にて)
他の放射線の影響 γ線影響 10μGy/hあたりの計数率1000min-1以下
α線影響 10%/2π以下
測定範囲 0~100kmin-1
測定レンジ アナログ表示
(メーター)
0~100,0~300,0~1k,0~3k,
0~10k,0~30k,0~100kmin-1
デジタル表示
(液晶表示器)
計数率:0~999min-1、1.00~9.99kmin-1、10.0~99.9kmin-1
計数:0~999999counts
指示精度 アナログ表示 最大目盛りに対する許容差±3%以下、または
指示値に対する許容差±10%以下
デジタル表示 指示値に対する許容差±3%±1digit以内
時定数 3,10,30秒
電源 単2形アルカリ乾電池×4(連続100時間以上)
外形寸法 約(W)11.3×(D)20.8×(H)11.9cm
質量 約1.5kg(検出器、電池含む)
使用温度範囲 +5℃~35℃
最大温度勾配 15℃/1h以下
相対温度 湿度90%RH以下(ただし、結露しないこと)
気圧 86kPa~106kPa



 構成品

標準構成品 本体(単2電池×4)、プローブ(プローブケーブル付き)、ショルダーベルト(本体装着済み)、ビニール袋、レコーダ接続用プラグ(AP-312 / 黒)、収納ケース、取扱説明書