PWM光対応照度計 T-10A(コニカミノルタ (旧コニカミノルタオプティクス))

PWM光対応照度計 T-10A(コニカミノルタ (旧コニカミノルタオプティクス))

PWM光に対応した次世代照明も正確な測定が可能

 JIS AA級、DIN Class Bに準拠した高精度な照度計です。受光部が取り外せ、本体と市販のLANケーブルで接続可能。(標準構成品:3mのLANケーブル)一般照明用光源や照明用白色発行ダイオードなどの測定には、JIS AA級に準拠した照度計の使用が要求されています。

機種名 PWM光対応照度計
型番 T-10A
メーカー名 コニカミノルタ (旧コニカミノルタオプティクス)


 特長

● JIS AA級、DIN Class Bに準拠


● PWM光に対応!


● すぐ測定できる自動ゼロ調整
 電源スイッチをONするだけで、自動的にゼロ調整(CAP不要)しますので、すぐ照度測定ができます。


● オートレンジで広範囲の測定ができます
 マニュアルレンジ設定による測定も可能です。


● その他機能
 ・LCDバックライトが自動点灯します(低照度・ホールド時)
 ・入手容易な単3電池使用
 ・断続光が測定できます。


● PWM調光とは

 PWMはPulse Width Modulation(パルス幅変調)の略で、パルス信号のON期間とOFF期間の割合を調整
 することで信号強度を制御する方式のことです。 パルス信号とは、ON状態と、OFF状態を繰り返す信号の
 ことで、1周期に対するON期間の割合をデューティー比と呼びます。PWM調光とは、パルス発光させた光
 のデュー ティー比(点灯時間)を調整することで明るさを調整する方法です。点灯時間を長くすれば明る
 くなり、点灯時間を短くすれば暗くなります。




 概要

● 相対分光応答度特性
 照度計受光部の相対分光応答度特性は、人間の目の感度である標準分光視感効率V(λ)に一致することが理想です。
 JISでは、V(λ)からの外れの度合いによって照度計の階級を定めています。照度計T-10Aの相対分光応答度特性は、JIS一般形AA級照度計の実力を持っています。


● 斜入射光特性(受光角特性)
 測定面の明るさは、入射する光のコサインに比例しますので、照度計の受光部は斜入射光に対する応答が、コサインに比例していなければなりません。



 用途


  • ・官公庁試験機関。
  • ・照明機器メーカーの研究。
  • ・工場・事務所・病院などの保守管理。
  • ・建築関連の光源のチェック。
  • ・家電・機器メーカの光源の品質管理。
  • ・農業、林業関係の照度管理。
  • ・LED 植物工場での照度管理。
  • ・全光束・配光特性装置のセンサーとして。
  • ・建築設備定期点検検査報告制度にも最適です。



 仕様

型式 受光部分離型PWM光対応照度計
クラス JIS C 1609-1:2006 一般形AA級照度計に準拠
DIN 5032 Part7 Class-Bの準拠
受光素子 シリコンフォトセル
分光応答度 標準分光視感効率V(λ)からの外れ( f):6% 以下
斜入射光特性(f2) 3%以下
測定レンジ オートレンジ
測定機能 NORM:照度(lx)
Δ:照度差(lx)・照度比(%)
Σ:積算照度(lx・h)・積算時間(h)、時間平均照度(lx)
測定範囲 照度:0.01~299,900 lx
積算照度:0.01~999,900×103 lx・h 0.001~9999 h
補正機能 補正係数(C.C.F.)による設定:測定値×0.500~2.000
直線性 指示値の±2%±1digit
温度特性 指示値の±3%
湿度特性 指示値の±3%
表示 LCD有効桁数3桁(一部4桁)、バックライト照明付(自動照明)
使用環境 温湿度:-10~40℃、相対湿度85%以下(35℃のとき)/結露しないこと
保管温湿度範囲 -20~+55℃、相対湿度85%以下(35℃のとき)/結露しないこと
電源 単3形電池2本/本体用ACアダプター
電池寿命 72時間以上(アルカリ電池使用時の連続測定において)
寸法 69(W)×174(H)×35(D)mm
重量 200g(電池別)



 構成品

標準構成品 本体(単3電池×2)、キャップ、ソフトケース、ストラップ、本体用アダプター、受光部用アダプター、延長用LANケーブル(1m)、 アナログ出力用部品(プラグまたはケーブル)、収納ケース、取扱説明書