ハンディ3Dスキャナ F6 SMART（MANTIS VISION）

　特長

橋脚の下などを地上型レーザー3Dスキャナーで計測する場合、設備機器や橋桁が障害となり、一度に全体をスキャンできません。ハンディタイプのため、対象物の後ろに回ってスキャンでき、手が届くところであればどこでも計測できます。

• ・高速スキャン（8fps）
• ・広い計測レンジ（4.5m）
• ・マーカー不要
• ・即座に計測可能
• ・小型・軽量

〇F6 Smartの計測原理
　F6 Smartは赤外線光源で特殊な図形パターンを照射し、赤外線カメラでパターンを捉えるアクティブステレオ法を用いてスキャンを行い、迅速にスキャニングを可能とします。



〇計測可能範囲

計測距離は最長4.0m、計測範囲は最大4.5m×5.0mまで取得できるハンディ型の3Dスキャナになり、
短時間で対象物をデータ化することが可能です。　







〇リアルタイム合成機能 　
取得データは対象物の形状を基にリアルタイムで合成処理が行われるため、計測状態をタブレットでモニタリングしながら計測を行うことができます。


　　　　　　　　　　　　　　　　

　計測事例

設置作業とマーキングは不要。ノイズ処理、データ合成は自動。様々な現場で即座にスキャン可能です。

　　　　
　　　　　　　I桁鋼材　　　　　　　　　　　　　　　　支承　　　　　　　　　　　　　　　　　　配管

　　　　
　　　　　　　法面　　　　　　　　　　　　　　　　階段とフロアー　　　　　　　　　　　　　　　縁石

・自動車のボディやエンジンルームの計測
・車内空間の計測
・プラント設備の計測
・室内設備の計測

　F6 SMART ハンディ型スキャナ専用ソフトウェア 『ECHO』

・F6 SMART ハンディ型スキャナのスキャン制御やデータ処理を行う専用のソフトウェア。

・難しい操作や専門的な知識が必要ないため、簡単に扱うことが可能です。

　　　　　　　　　　　

専用ソフトウェア『ECHO』の特徴

F6SMART専用ソフトウェア『ECHO』は様々なデータ出力形式に対応しており、点群やテクスチャ付きのメッシュデータなどで出力することが可能です。
ファイル出力形式： MVX, PLY, OBJ, PTS, XYZ, E57, STL

　　　　　　　　　点群データ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メッシュ画像

　 応用例：地上型レーザースキャナー（TLS）データとの合成

　橋桁の下や複雑な形状の構造物などの極小エリアで計測する最適なツールです。
　広範囲を地上型レーザースキャナ、狭隘部をハンディ型スキャナで計測し２つのデータを合成することが可能です。

　※専用のソフトウェアが必要です。

＋

　　　　　地上型レーザースキャナーデータ　　　　　　　　　　　　　　　ハンディスキャナーデータ


 　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合成した点群データ

　仕様

〇ハンディ―３Dスキャナー　F6　SMART

精度	1mm～2mm（※距離１ｍで計測時）
点群のカラー化	可能
レーザの安全クラス	クラス１
環境光による影響	室内 ～ 屋外（曇天）で計測可
計測可能距離	0.5～4.0ｍ
最短距離での視野範囲（縦×横）	510ｍｍ × 670ｍｍ
遠距離での視野範囲（縦×横）	4585ｍｍ × 5070ｍｍ
視野角度（縦×横）	54 °×68°
フレームレート	8fps
解像度	5mrad
レーザ照射時間	5ms-40ms
点群取得速度	64万点/s
寸法（W×H×L）	320mm×120ｍｍ×45ｍｍ
重量	1.2Ｋｇ
インターフェース	USB2.0
動作温度	-10°～50°（結露なきこと）

〇計測ソフトウェア動作環境

CPU	Intel Core i7 以上
メモリ	16GB以上
モニター解像度	1280 × 720
OS	Windows10 (64ビット)
ファイル出力形式	PLY, PTS, STL, XYZ, E57

　構成品

標準構成品	スキャナ本体、スキャナ充電器、タブレットPC、スキャナPC接続ケーブル、USBメモリ（キャリブレーションファイル、ソフトウェア、マニュアル）、専用ハードケース、取扱説明書

オプション品	一脚、LEDライト