ノンプリズムトータルステーション SET330RS(ソキア)

ノンプリズムトータルステーション SET330RS(ソキア)

30cmから200mまでをノンプリズムでピンポイント測定
高速測距 30%以上のスピードアップ

 小型軽量ボディに先進機能を凝縮したコンパクトモデル。数値や文字入力も可能なフルアルファベットキーのほか、ソフトキー、測定キーなど、必要十分な37キーを装備する赤外線通信方式のワイヤレスキーボードを標準付属。

機種名 ノンプリズムトータルステーション
型番 SET330RS
メーカー名 ソキア

  特長

○RED-techII EDM 、さらに一歩進んだ新次元・ノンプリズム光波距離計
・超ワイドレンジを、高精度に高速ノンプリズム測定
 光波距離計に革新的な進化をもたらしたRED-tech EDMの進化形、それがRED-techII EDMです。他に類を見ない最短30cm(機械中心より)からの測定距離はそのままに、バージョンアップを果たしました。
イメージ:RED-techII EDM

○高速測距 30%以上のスピードアップ
 測定時間は0.9秒毎、初回も1.7秒と高速(精密測定時)。 30%以上ものスピードアップを実現しています。
イメージ:測定スピード

○RED-techII EDMを支える、確かな技術

RED-techII EDMは、究極の位相差測定方式を追求する伝統と革新の融合技術により、他の距離計では困難だった多様な対象物・多様な環境下での測定において、圧倒的パフォーマンスを発揮します。

・位相差測定
 精度面でパルス測定方式に対して圧倒的に優位な位相差測定方式。革新的デジタル信号処理技術と卓越の新光学系により、高精度測距を実現しています。

・デジタル信号処理
 3種類の測距信号を同時にサンプリングし、ソフトウェアで距離算出。測距光の状態に応じた最適な処理方法をフレキシブルかつ即座に選択します。また、受光信号 の電気的増幅率を上げる事に成功。高精度はそのままに、信頼性の高い測定をスピーディに行います。

・卓抜の精密光学系
 対物レンズ中央部から送光し、周辺部で受光するソキア伝統の光学系を徹底的にリファイン。光の経路を一新した光学系は、測距光を対物レンズ前面から射出することにより、誤差要因となる内部反射を完全に除去、波長選択特性の高い光学部晶で構成し、必要な測距光のみを確実かつ効率的に受光部に導きます。また、新光学系は、極めて明るくシャープな望遠鏡視野をも獲得。望遠鏡部全体の小型化とあいまって、視準操作を一層容易にしています。
卓抜の精密光学系

○超小型・可視光レーザ(レーザークラス3R)で、ピンポイント測定
測距光は超小型スポットの可視光レーザ。測点の赤いレーザスポットで確認できるだけでなく、目標点をピンポイントで正確に測ることができます。例えば壁の角や路上のマンホール、送電線などを高い精度で直接測定できるうえ、格子状や網状のフェンスを通しての測定にも圧倒的に有利です。
超小型・可視光レーザ(レーザークラス3R)で、ピンポイント測定

○レーザ照準機能
可視光である測距光を照射し続けることで、レーザ照準機能として利用できます。至近距離の視準は望遠鏡をのぞく必要がありません。水平出し、縦墨、通り出し、杭打ちなどに利用できます。

○プリズムや反射シートで、さらに長距離を

プリズムを使用すれば長距離の測定が可能。1素子AP反射プリズムの使用で、一挙に5,000mメートルまで測定でき、さらに±(2+2ppm×D)mmと高精度です。手軽な反射シートでは500メートルまで測定可能、精度は±(3+2ppm×D)mm。測定距離に応じて様々な大きさをお選びいただけます。また、ピンポール反射ターゲット、隠れた場所を測るのに便利な2点ターゲットなど、反射シートを先駆けたソキアならではの豊富なバリエーションを取り揃えています。
しかもプリズムや反射シート測定モードでは、レーザ出力がクラス1相当(出力0.22mW以下)に自動的に切り替わり、安全面にも最大の配慮を施しています。また、ノンプリズムモードのままプリズムや反射シートを測ったとしても、視準系にはレーザを通さないフィルターを装備していますので、観測者の目は保護されます。

ソキア独自のアブソリュート・エンコーダ搭載
デジタルレベルで培ったRABコード(RAndom Bi-directionaLcode)技術をベースに、ソキアが独自に開発したアブソリュート・エンコーダを搭載。卓越したコード化技術とデジタル信号処理により高い安定性と信頼性を実現しています。観測開始時に目盛盤リセット作業が不要、電源を入れてすぐに観測を始めることができます。また、一度電源を切っても、 次に電源を入れたときにもとの方向角を即座に表示しますので、時間の短縮ができ作業効率が向上します。
イメージ:アブソリュート・エンコーダ

○3つの軸を自動補正、信頼の測角部
2軸自動補正機構により、視準軸方向と横軸方向の2方向から機械の傾斜を検知し、鉛直角と水平角を補正します。さらに、コリメーション機能で、望遠鏡視準軸のずれを自動的に補正。これにより、信頼性の高い測角精度を実現しています。

○優れた耐環境性能
JIS保護等級IP66(耐塵・耐水形)に準拠。機械内部への粉塵や水の浸入をシャットアウトする構造です。細かい粉塵の舞う大規模造成、地下工事などの現場や雨の日の測量で、その真価を発揮します。

○ワイヤレスキーボードSF14
数値や文字入力も可能なフルアルファベットキーのほか、ソフトキー、測定キーなど、必要十分な37キーを装備する赤外線通信方式のワイヤレスキーボードを標準付属。点名・座標値などの入力が電子野帳に匹敵する操作性でスピーディーに行え、視準以外で機械に触れることを必要としません。耐環境性能はJIS保護等級IP44に準拠し、突然の雨や埃の立ち込める現場でも安心して使用できます。
写真:ワイヤレスキーボードSF14

○FOFセンサー
SET330RSの正反両側に配置されるワイヤレスキーボード受光部には、非常にコンパクトなソキア独自のFOF(Fiber made of Optical Filter material)センサーを採用。外乱光に大変強い設計です。受光範囲(角度)も広いため、自然な姿勢でキー操作が行えます。
写真:FOFセンサー

○機械の状態が一目瞭然
ディスプレイには「水平距離」「鉛直角」「水平角」など、漢字表示ができる192×80ドットのグラフィック対応ドットマトリクスLCDを採用。光波距離計のモード(ノンプリズム・プリズム・反射シート)や、可視光レーザの照射など、必要な情報を一目で確認できます。また、温度センサーを搭載し、いかなる温度でも最適なコントラストを保ちます。
機械の状態が一目瞭然

○ターゲットの切り替え、レーザ照準や ガイドライトのON/OFFは1キーで
測定モードの切り替え(ノンプリズム/プリズム/反射シート)はワンタッチで。キーボード上のSFTキー一押しで簡単に切り換えることができます。また、レーザ照準やガイドライトのON/OFFも照明キーを長押しすることで簡単に操作できます。

○シンプルなキーボードとソフトキー
シンプルで大きい操作ボタンを採用。3ページ12モードで構成されたソフトキー(F1~F4)は、「ソフトキー割り付け」機能でキー配列を変更でき、ユーザ独自の操作性を実現。簡単操作と多機能を両立させ、作業効率をさらに向上します。

○リチウムイオンバッテリーBDC46B
電源には、デジタルレベルSDL30やGPS測量機GSR2600など他のソキア製品にも使用できる着脱式リチウムイオンバッテリーBDC46Bを採用。1個で約7.5時間と長時 間の連続使用が可能です。メモリー効果がなく、連日の作業にも安心して使用できます。
写真:リチウムイオンバッテリーBDC46B

○機動性抜群の小型軽量ボディー
バッテリーを含む総重量は約5.5kg。コンパクトなボディーに効率よく機能をまとめました。



  多彩なソフトウエアとSFXが測量の可能性をさらに拡げます。

○路線計算
イメージ:路線計算

線形計算から杭打ちまでをトータルステーション1台で可能にします。標準装備のワイヤレスキーボードにより、無理なくスムーズな操作を実現しています。現場で急な設計変更が発生してもその場で対応することができます。

○対回観測
イメージ:対回観測
観測前に、対回数や制限値などを予め機械に登録しておくことができます。また、2対回目以降の輪郭を自動設定します。観測終了後、結果の確認ができますので、その場で観測の良否判断が可能です。公共測量作業規程にも対応しています。

○放射観測

各測点での正反観測や、複数回測距の設定も可能です。


○対辺測定

基準となる点から、他の点までの斜距離・水平距離・高低差を連続して測定可能。また、それぞれの点間の斜距離・水平距離・高低差を求めることができます。
高低差は%表示も可能です。ノンプリズム測距を使えば、壁面の長さやプリズムを置けない点の高さなどを瞬時に測ることも可能です。


○REM測定

地表から離れた位置の高さを簡単に測定できます。
測定したい個所の真下を観測。その後測点を視準すれば地表からの高さを計算して表示します。


○座標測定

測点をダイレクトに三次元座標(X ・Y ・Z)で測定。測定結果は本体メモリーに記録できます。


○方向角自動設定機能

既知点に機械を設置し後視点(既知点)を視準すれば、自動的に方向角を計算し水平角に割り付けます。


○器械点設置(後方交会)

任意の位置に機械を設置。既知点を2点以上(最大10点)測定することで、現在の器械点座標を計算します。XYの標準偏差が表示されますので観測の良否が確認できます。再測・追加観測も可能です。


○杭打ち測定

角度と距離、または座標による杭打ちが可能。三次元座標に対応していますので、高さの位置決め(切土・盛土)もできます。


○オフセット観測

状況に合わせて3種類のオフセット観測が行えます。測定結果の表示・記録は生データ(SVH)/座標データ(XYZ)の選択ができます。ノンプリズム測距との組み合わせで、測定対象が今まで以上に広がります。


○2点オフセット

塀の下の境界点など、直接視準できない点の測定が簡単に行えます。ソキア独自の2点ターゲット2RT500-Kを使用すると簡単に測ることができます。
イメージ:2点オフセット

・距離オフセット

求点の前後左右いずれかのオフセット点を観測。オフセット点から求点までの水平距離を入力すれば、求点を求めることができます。
例えば電柱の中心を測る場合、ノンプリズムで測定後、電柱の半径を入力すれば、簡単に求めることができます。


・角度オフセット

求点の左右どちらかの同じ水平距離にあるオフセット点を観測。その後、求点方向を視準することで求点の位置を求めます。


○面積測定

境界点を測定することで画地面積を計算します。また、記録してある点を指定して計算させることもできます。


○多彩な通信機能

HV(角度)データ・HVD(角度・距離)データ出力機能を搭載。電子平板等にデータを効率良く出力できます。

  仕様


気温・気圧(hPa/mmHg)入力による(2)ppm入力による(3)0ppm 選択可
国土地理院 測量機種登録 2級Aトータルステーション(登録第152号)
望遠鏡
仕様 全周回転、測距測角同軸光学系
倍率/分解力 30x/2.5″
  全長:171mm、対物有効径:45mm(EDM部:48mm)、像:正像、視野:1°30'( 26 m / 1,000m、視野内に∞方向マーク付き)、最短合焦距離:1.3m、十字線照明装置:内蔵(明るさ5段階選択可)
測角部
方式 光電式アブソリュート・ロータリーエンコーダ方式、対向検出
最小表示 1″/5″ 選択可
精度※1 水平角・鉛直角共 3″
測角時間 水平角・鉛直角共 0.5秒毎以下、連続測定
測角モード 水平角 右回り/左回り 選択可、0セット、ホールド、任意角入力、倍角測定
鉛直角 天頂0°/水平0°/水平0°±90°選択可、勾配%表示
2軸自動補正機構 液体式2軸傾斜センサー方式、補正範囲±3' 、範囲外の警告:メッセージ表示
コリメーション補正 補正あり/なし 選択可
微動装置 1スピード
測距部
方式 同軸型レーザ光変調式位相差測定方式
光源 赤色レーザダイオード (690nm)
レーザー出力 200EDM ノンプリズムモード:JISクラス2、出力0.99mW以下
反射シート・反射プリズムモード: JISクラス1相当、出力0.22mW以下
測定可能範囲※3(斜距離) 200EDMノンプリズム時※2 0.3~200m
反射シートターゲット※4 RS90N-K:1.3~500m/RS50N-K: 1.3~300m/RS10N-K: 1.3~100m
ミニ反射プリズム CP01:1.3~800m/OR1PA: 1.3~500m
1素子AP反射プリズム 1.3~4,000m(気象条件良好時※5:5,000m)
3素子AP反射プリズム ~5,000m(気象条件良好時※5:6,000m)
最小表示 0.001m(トラッキング測定時:0.01m)
精度※6
(Dは測定距離、単位はmm)
200EDMノンプリズム時※2
(精密測定)
0.3~100m:±(3+2ppm×D)mm、100m超~200m:±(5+10ppm×D)mm
200EDMノンプリズム時※2
(高速単回)
0.3~100m:±(6+2ppm×D)mm、100m超~200m:±(8 + 10ppm x D)mm
反射シートターゲット使用時※4 精密測定:±(3+2ppm×D) mm、高速単回測定:±(6+2ppm×D) mm
反射プリズム使用時 精密測定:±(2+2ppm×D) mm、高速単回測定:±(5+2ppm×D) mm
測距時間 精密測定:0.9秒毎(初回 1.7秒)、高速単回測定:1.4秒、トラッキング測定:0.3秒毎(初回1.4秒)
測距モード 精密連続/精密平均/精密単回/高速単回/トラッキング測定 選択可
気象補正
反射プリズム定数補正/球差・気差補正 -99~+99mm(1mmステップ)/あり(K=0.142/K=0.20)/なし 選択可
データ記録・通信部
データ記憶装置容量 約9,900点
カレンダークロック機能 カレンダー(年月日)、時計(時分秒)機能
インターフェース/プリンタ出力 RS-232C規格準拠(ボーレート:1,200 ~ 38,400bps)/セントロニクス規格準拠
諸般
表示部 漢字・グラフィック対応ドットマトリックスLCD(192×80ドット)、バックライト付き、コントラスト調整機能付き
キーボード 正反両側配置、15キー
ワイヤレスキーボードSF14 付き
レーザー照準機能/レーザー射出インジケータ ON(5分で自動OFF)/OFF 選択可/350EDM: あり、200EDM・150EDM: なし
気泡管感度 横気泡管 30″/2mm
円形気泡管(整準台部/電子グラフィック) 整準台部:10'/2mm/電子グラフィック:3'/外縁部
求心望遠鏡 正像、倍率3x、最短合焦距離0.3m(底板より)
整準台 シフティング式
防塵・防水性能/使用温度範囲 IP66(JISC0920:2003)準拠/-20~+50℃
電源 7.2VDC
バッテリー BDC46B8:充電式Li-ionバッテリー(2個標準装備)
連続使用時間 測距測角時:精密単回測定30秒毎:約7.5時間(約900点)
測角のみ:約11.5時間
オートパワーカットオフ機能 操作停止後 (30分//15分/10分/5分)で自動OFF する/しない 選択可
寸法 165(W)×171(D)×341(H)mm
機械高 整準台底面より236mm
重量 両側表示:5.5kg(ハンドル・バッテリー付き)

※1:JIS B7912-3:2006準拠、JSIMA:101,2002(SET230R3:適用区分A、SET330R(RS)/530R(RS):適用区分B、SET630RS:適用区分C)
※2:白色紙(反射率90%のコダックグレーカード白色面)使用時。
なお、ノンプリズム測定時の測定可能範囲・精度・測定時間は測定対象物の材質・反射率および周囲状況により変化します。
※3:気象条件通常時:もやがわずかで視程が約20km、適度な日差しでかげろうが弱い。
※4:測距光が反射シートに対し上下左右30°以内にあたっている。
※5:もやがなく視程が約40km、曇っていてかげろうがない。
※6:JSIMA 102:2002、適用区分A準拠





  構成品

標準構成品 本体、内蔵バッテリー×2、急速充電器、リモコン、収納ケース、取扱説明書

  オプション品



オプション品 ダイアゴナルアイピース(DE25)、三脚(太)