レーザーバリア警報監視システムLMS511

レーザーバリア警報監視システム LMS511

レーザスキャンの原理による屋外用レーザー測定システム。
NETIS登録番号:KT-130018-VE

 レーザー距離スキャニングセンサーはレーザー光を面状に照射することでバリアを作ります。そして、そのバリアに侵入する 物体を検知してオペレーターへ警報通知を行うシステムです。当システムは検知範囲を自由に設定できます。

機種名 レーザーバリア警報監視システム
型番 LMS511
メーカー名 ジック
                                               LMS211 は、取扱い終了致しました。
                                               LMS511 のみのレンタルです。予めご了承ください。


  特長

  • ・クラス1レーザ製品。内部回転ミラーによりスキャニング、パルスのタイムオブフライト測定によりLMS 511は190°、LMS 211は100°の範囲の各角度の距離を測定
  • ・測定距離範囲最大80m、距離分解能10mm、角度分解能0.25°〜1°
  • ・フィールド監視機能を標準で搭載し、最大3つまでの任意の形状のエリア内の物体の有無を同時にスイッチング出力。
  • ・インドア仕様:小さなスポット径で、角度分解能が必要な場合に能力を発揮。反射率10%黒色無光沢で10mまでの測定が可能。屋内での周囲の状 況をリアルタイムで正確に把握する用途に向いています。
  • ・アウトドア仕様:長距離で使用されるのに適した測定用スキャナです。反射率10%黒色無光沢で30mまでの測定が可能。IP67の防水性と−30℃まで使用できるヒータ内蔵で、屋外環境での使用をサポート。霧の補正機能を内蔵しているので、視界が悪い状態でも安定した測定が可能。
  • ・重機のオペレーターにも無線で警報を飛ばすことができます(オプション対応)。
    ※ 見通しがよくて100m、ただし環境・状況による
  • ・パトランプも増設が可能です(オプション対応)。


  用途

  • ・クレーン作業時の接触、衝突防止
  • ・上空エリア監視
  • ・セキュリティー進入禁止監視


  無線通信機器シルウォッチ SWR-1121/シルウォッチ送信器 SW-N124 オプション

線路サイドの作業

シルウォッチは機械・装置などと連動して、振動・音・文字などで腕時計型受信器等へ情報を届ける無線通信機器。騒音の激しい製造工場や工事現場、静寂が必要な各種施設での情報通達から店舗等での防犯、緊急通報をはじめ、さまざまな用途でご活用いただけます。
シルウォッチの電波出力は非常に小さく、人体・医療機器への影響はありません。

※レーザーバリア警報監視システムにシルウォッチを使用して、警報情報を受け取ることが出来ます。ご入用の場合、ご注文時にお申し付けください。








  仕様

LMS511

型式 LMS511
メーカー SICK
タイプ スタンダードレゾリューション
使用環境 アウトドア
投光光源 赤外レーザ(905nm)
レーザクラス 1、アイセーフ(IEC6825-1)
スキャン角度 190°
スキャン頻度 25/35/50/75/100 Hz
ヒータ 内蔵
測定範囲最大 0...65m/0...80m(角度分解能の設定により)
測定可能距離 40m(反射率10%対象物)
角度分解能 0.1667/0.25/0.333/0.5/0.667/1 度
スポットサイズ 11mrad
システムエラー(10%反射率) ±25o(1...10m)/±35mm(10...20m)/±50o(20...30m)
静的誤差(1σ、代表値、10%反射率) ±6o(1...10m)/±8mm(10...20m)/±14o(20...30m)
シリアルインタフェース RS232、RS422/485、Host、9.6...115.2kBaud
イーサネット TCP/IP、Host、10/100Mbit/s
USB AUX、データレート
スイッチング入力 2点(同期のみ)
スイッチング出力 3点
電光表示 LED表示灯5灯 + 7セグアディショナルディスプレイ
電気的接続 M12-4ピンコネクタx2 + M12-12ピンコネクタx2
電源電圧 DC24V±20%
消費電力(代表値) 約80W
筐体色 グレー(RAL7032)
保護構造 IP67
電磁保護クラス III
筐体サイズ 159x155x185mm
対象物の反射率 2(無光沢暗色)...1,000%(リフレクタ)
電磁適合性(EMC) EN61000-6-3(2007-01)、EN61000-6-2(2005-08)
耐振動 EN60068-2-6(2008-10)
耐衝撃 EN60068-2-27(2009-05)、EN60068-2-29(1995-03)、またEN60068-2-27(2010-02)適合
使用周囲温度 -30〜+50℃
保管周囲温度 -30〜+70℃
使用周囲照度 70,000lxまで
重量 3.7kg
センサーケーブル 20m



  概要図

LMS511

外形寸法図

線路サイドの作業


接続図

線路サイドの作業


よくある質問

電線(送電線)等への接触防止にも使用できますか。

使用できます。
高いところにある線にはバリアを横向きにして対応します。基本的には近接5m程度のところで警報設定を行います。


レーザーバリアの到達距離は80mだそうですが、それ以上の距離をレーザーでカバーしたいときにはどうすればよいでしょうか。

長距離赤外線センサー PH-600SE」という商品があり、最長600mまで検知することができます。レーザーバリアと以下の点が異なっています。

・レーザーの送光器と受光器が必要です。
・バリアではなくビームで検知します。
・現時点でNETIS番号はありません。


レーザーバリアの本体を3m以上の高所に設置することは可能ですか。

可能です。
ただしステーまで入れると10kg前後の重量になるので、バランス等注意して取り付けてください。
取付実績では単管組み上げの他に、送電線の鉄塔、建造物に固定したパイプ等(単管を含む)などがあります。