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◎ASRの進行過程
ASRのメカニズムを示す。ASRは、ゆっくり進む化学反応であり、症状が顕在化するのは、環境条件にもよるが、一般的には10~20年後と言われている。
①化学反応過程
コンクリート中のアルカリ分と反応性シリカ鉱物を有する骨材とが反応し、アルカリシリカゲルを生成
②吸水膨張過程
アルカリシリカゲルが吸水し、膨張することによって、コンクリート内部に膨張圧が発生
③ひび割れ発生過程
内部膨張圧によって、コンクリート表面にひび割れが発生
◎補足
○ASRにより表面にひび割れが発生するメカニズム
・ASR膨張は湿度の低下にともなって小さくなる。
・コンクリートの表面近くは、湿度が低く、非膨張層が形成されている。
そのため、ASRが起こった場合、内部は膨張するが、表面は膨張せず(内部との膨張量の差によって)、ひび割れが発生する。
ASR膨張によって表面にひび割れが入るメカニズムは、焼いたもちに入るひび割れと似ている。
温められると内部から膨らむ
→表面は乾燥して拘束されている
→表面は追従できず、ひび割れ発生
◎ASR劣化の特徴
ASRが発生しているコンクリートのコア断面の骨材に見られる特徴と構造物外観に見られる特徴です。
①骨材に見られる特徴
◎ゲルフルオレッセンス法の適用方法
◎ゲルフルオレッセンス法の原理
◎診断事例
○水利構造物から採取したコアの切断面(安山岩,溶結凝灰岩を含む川砂,川砂利を含むコンクリート)
・粗骨材,細骨材周囲で発光が見られた。
・特に安山岩粒子の周囲で発光しており、安山岩の反応によるASRと想定された。
○テトラポットの剥落片の破断面(安山岩砕石を含むコンクリート)
・骨材周囲で発光が見られる。
○促進試験後の試験体断面(安山岩砕石を含むコンクリート)
・骨材周囲で発光が見られる。
○橋台から採取したコアの破断面(堆積岩(川砂,川砂利)を含むコンクリート)
・骨材周囲で発光が見られる。
○水路構造物から採取したコアの破断面(堆積岩(粘板岩,砂岩砕石)を含むコンクリート)
・骨材周囲で発光が見られる。
Q:試薬は付属していますか?
A:いいえ、試薬は別途販売(定価:100,000円)をしております。
1セットで概ね20回測定ができます。
紫外線ランプ | 波長254nm 出力6W |
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可視光ランプ | LED照明 |
試薬 | 特殊配合試薬 |
大きさ | W310×D230×H265(mm) |
重量 | 3.8kg |
電源 | AC100V 1A |
標準構成品 | 検査装置、UV照明、目視観察用フード、デジタルカメラ用アタッチメント、ACアダプター(検査装置用)、デジタルカメラ(バッテリー内蔵)、SDカード(デジタルカメラに装着済)、ACアダプタセット(デジタルカメラ用)、エアスプレー、洗浄用ボトル、手袋×10、パレット、ドライヤー、タイマー、取扱説明書(ASRチェッカー)、取扱説明書(ゲルフルオレッセンス法によるASR診断)、収納ケース、電池(LR44×1個) |
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