超音波試験器 TICO(エフティーエス)

超音波試験器 TICO

こちらの製品は取扱い終了致しました。

超音波でコンクリートのひび割れ深さを測定

 デジ・シュミットと組み合わせれば、コンクリート強度の判定が精度良くできます。

機種名 超音波試験器
型番 TICO
メーカー名 エフティーエス


  特長

 物質中に伝播するパルス速度は、その密度と弾性特性により変わります。
 また、パルス速度は伝播する物質の品質および強度に対し相関性を有します。
 したがって、超音波による調査により、物質の特性についての情報を得ることができます。
 コンクリートの劣化・剥離検査・強度およびクラック深さなどの検査が可能です。

  • ・アルカリ骨材反応などによるひび割れの深さ・空隙・火や霜による欠陥。
  • ・コンクリートの圧縮強度。
  • ・コンクリートの均質性。
  • ・弾性係数。
  • ・ひび割れ測定式(修正BS法)が内蔵されています。
  • ・コンクリート強度測定ができます。
  • ・軽量コンパクトで簡単に使用できます。
  • ・単三形乾電池×6個を使用し、連続30時間使用が可能です。



  用途

 コンクリートの劣化・剥離検査・強度およびクラック深さなどの検査。



  パルス速度の測定方法




  表示画面

表示画面1

  全ての情報が大きくはっきり画面に表示されます。

  (1)セメントの種類:Pはポルトランドセメント、Bは高炉セメント。
  (2)湿度その他に対する補正係数。
  (3)反撥値がキーボードから入力されます。
  (4)測定番号。
  (5)トランスジューサー間の超音波の伝播時間。
  (6)トランスジューサー間距離、選択単位(m・ft)。
  (7)パルス速度 V=l÷t。
  (8)コンクリート強度 TICO+シュミット(複合式)単位選択:N/mm2、kg/cm2、MPa、psi。
  (9)操作指示。



表示画面2

  カーソルキー(↑↓)を使ってメモリーから測定値を呼び出せます。
  また、ディスプレイに表示させられます。




  コンクリート強度測定のためのTICO+シュミットハンマー組み合わせ法

  TNO CUR69(オランダ)のテスト報告には、シュミットハンマーN型の反撥値とパルス速度との組み合わせを使ってコンクリ
  ート強度が計算できる方法が発表されております。
  この数学的関係は700個を越える標準テスト結果から導かれたものです。
  反撥値Rとセメントタイプを入力するとTICOが強度を計算します。



  ディジィ・シュミット2型コンクリート試験器を用いての反撥値Rの測定。




  クラック深さ測定

  (1)bの距離を入力する。
  (2)t1-t1間の伝播時間を入力する。
  (3)t2-t2間の伝播時間を入力する。
  (4)クラック深さ(C)が自動的に計算され、表示される。




  仕様

測定原理 超音波伝播速度法
測定範囲 0.1~6553.5μs
読取時間 0.1μs
電圧パルス 1kV
パルス速度 1/s
入力時のインピーダンス 1MΩ
記憶容量 250測定場所(ひび割れ深さは不可)
インターフェース RS-232C
測定値のパソコンへの転送 転送用ソフトウェア
使用温度範囲 -10~+60℃
バッテリー使用の場合 LR6電池1.5Vを6本使用して60時間持続
電源 1.5V単三乾電池6本
寸法 325(L)×295(W)×105(H)mm
重量 2.2kg(全重量)



  構成品

標準構成品 本体、トランスデューサー(54kHz)×2、接続ケーブル(BNC-BNC)×2、基準片、カップリングペースト、収納ケース、取扱説明書