デュアルタイプ膜厚計 LZ-300C/LZ-300J(ケツト科学研究所)

デュアルタイプ膜厚計 LZ-300C

小型軽量のコンパクトボディ

 鉄および非鉄金属上の各種被膜を非破壊で迅速・正確に測定します。工場内はもちろん、屋外での膜厚測定に威力を発揮します。精密機械工業をはじめ電気・自動車・船舶などの重機械工業、また、土木・建設関係にいたるまでの膜厚管理が必要なあらゆる分野で活躍します。

※お問合せの際は、型番のご指定をお願いします。

機種名 デュアルタイプ膜厚計
型番 LZ-300C/LZ-300J
メーカー名 ケツト科学研究所


  特長

● デュアルタイプ
 鉄および非鉄金属上の被膜の両方を測ることができます。電磁測定方式と高周波測定方式の2種の回路を高密度実装しました。


● 小型軽量のコンパクトボディ
 大きさは幅75mm、長さ140mm、厚さ31mm。重量約500g。ポケットに入る大きさです。


● キャリブレーション・メモリ機能
 キャリブレーション・メモリーによって一度設定した検量線が記憶されています。
 測定ごとのめんどうな調整は不要です。また、高周波測定方式の場合、膜厚500µmまでの被膜は素材補正をするだけで測定することができます。


● リミット機能
 対象膜厚の上限値、下限値を設定することができます。設定範囲外の膜厚を測定するとブザーで警告、マークが表示されます。


● オートパワーオフ機能
 15分間、測定やキー操作をしないと電源が自動的にオフ状態になり、電池のむだな消耗を防ぎます。


● 高精度・高耐久性
 ハンディタイプの膜厚計として第1級の精度を誇ります。
 また、電磁式プローブ先端の接触子はチタン・コーティングを、高周波式はサファイア・チップを採用し、耐摩耗性に優れています。



  ミクロからマクロまで いろいろな物が測れます

プローブアダプター  小さな機械部品から巨大建造物まで使う場所と対象を選びません。
 薄いメッキから厚手の塗装まで測定でき、しかも下地の金属は鉄でも非鉄(アルミ・銅など)でもかまいません。

測定対象被膜の例

鉄素地
(磁性金属上の非磁性被膜)
素地(鉄・鋼) 塗装、プラスチック、ラッカー、樹脂、ゴム、酸化被膜、亜鉛、クローム、錫、銅、アルミニウム、エナメル、ライニング、その他
非鉄素地
(非磁性金属上の絶縁被膜)
素地(アルミニウム・銅・真ちゅうなど) 塗装、プラスチック、ラッカー、樹脂、ゴム、アルトマイト(陽極酸化被膜)、レジスト



  仕様

型番 LZ-300C LZ-300J
測定方式 電磁誘導式 高周波渦電流式 電磁誘導式 高周波渦電流式
プローブ型式 LEP-30C(Fe) LHP-30C(NFe) LEP-J(Fe) LHP-J(NFe)
測定対象物 磁性金属(鉄・鋼)上の非磁性被膜 非磁性(非鉄)金属上の絶縁被膜 磁性金属(鉄・鋼)上の非磁性被膜 非磁性(非鉄)金属上の絶縁被膜
測定範囲 0~1.50mmまたは60.00mils 0~0.80mmまたは32.00mils 0~1.50mmまたは60.00mils 0~0.80mmまたは32.00mils
測定精度 50μm未満:±1.0μm
50μm以上:±3%
50μm未満:±1.0μm
50μm以上:±3%
50μm未満:±1.0μm
50μm以上:±2%
50μm未満:±1.0μm
50μm以上:±2%
測定単位 μmまたはmils(切換え可能)
表示分解能 100μm未満0.1μm 100μm以上1.0μm
最小測定面積 5×5mm
検量線
メモリ数
電磁式・高周波式各1種 計2本
表示 デジタル(LCD、表示最小桁0.1μm)
電源 電池1.5V(単3アルカリ)×4
使用時間 連続60時間
使用温度範囲 0~+40℃ 
寸法 75(W)×140(D)×31(H)mm
重量 500g
プローブ寸法 11φ×90mm 13φ×94mm



  構成品

標準構成品 本体(単3電池×4)、標準板×5(50μm,100μm,300μm,500μm,1000μm)、ゼロ板ホルダ(鉄素地/非鉄素地)、Feプローブ、NFeプローブ、プローブアダプター、収納ケース、取扱説明書
※テストピースをお付けしておりますが目安のものになりますので、お客様の現場であわせて頂くようよろしくお願い致します。