任意の設定温度で長時間安定させるドライ式のキャリブレーター機器中央部にあるポットをペルチェエレメントで加熱・冷却、電気的コントロールにより、任意の設定温度で長時間安定させるドライ式のキャリブレーターです。ディスプレイとの比較により、測温抵抗体・熱電対等の温度計感温部のキャリブレーションや温度スイッチのテストが容易に行えます。 |
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○RTCシリーズアクティブデュアルゾーンコントロール
RTC型は、メインゾーンと上部ゾーンの温度差をできる限り小さくなるようにコントロールしています。そのため、ヒーターブロック全体の温度均 一性が高まり、長いセンサーや直径の太いセンサーもより正確にキャリブレーションできます。
○カウントダウン・アップ
機器の安定までの時間をカウントダウン、機器の安定後の時間経過をカウントアップします。
○オートステップ
予めいくつかの設定温度を入力しておけば、自動的にキャリブレーター本体が、その設定温度に向けて昇温・冷却動作(自動ステップ運転)を行います。ホールド時間や往き・戻りの設定もできます。操作は画面上で簡単に行なえます。
○温度スイッチ自動テスト
温度スイッチの開・閉ポイントを自動検知します。温度スイッチが作動すると予想される範囲の最低温度(T min)と最高温度(T max)を予め入力します。
○スロープレート
温度スイッチテスト時の加熱・冷却スピードを0.1~9.9℃/分に設定できます。
○前面端子
前面端子に、測温抵抗体や熱電対を差し込む事が可能な端子台が埋め込まれております。また、前面端子に差し込んだ測温抵抗体や熱電対を、ティスプレイに表示させる事が可能です。
○ショートセンサー対応
STS外部リファレンスセンサーを用いる事により、感温部の短い温度計の校正にも対応しております。従来の問題点であった、ショートセンサーの校正に対して、任意の深さでキャリブレーションが可能です。
○SET FOLLOWS TRUE/外部リファレンスセンサー
内部リファレンスセンサーよりさらに高い精度が要求される場合や挿入チューブの最低部に被試験センサーの感温部が届かない場合、外部リファレンスセンサー(STS102)の測定値(画面上のTRUE値)をSET値に合わせます。
○安定表示
カウントダウン・カウントアップのほか、安定と判断するまでの時間設定の変更もできます。
機器が安定すると、チェックマークがディスプレイ上に表示されます。
○5.7インチVGAカラーディスプレイ
○ユーザー設定メモリー(Instrument setups)
10コまでのユーザー設定を保存できます。
○最高/最低温度設定
最高/最低温度を設定し被試験センサーの温度範囲オーバーダメージを防ぎます。また、設定はアクセスコードで保護できます。
○サイレントモード
ラボやオフィスなどでより静かに稼動させることができます。 但し、昇温・冷却スピードは少し抑えられます。
最高温度 | 155℃ |
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最低温度 (周囲温度) |
周囲温度が0℃において、最低温度-46℃まで測定可能 周囲温度が23℃において、最低温度-30℃まで測定可能 周囲温度が40℃において、最低温度-15℃まで測定可能 |
安定性 | ±0.005℃ |
精度 (内部リファレンスセンサー) |
±0.10℃ |
精度 (外部リファレンスセンサー) |
±0.04℃ |
放射均一性(穴間差) | 0.01℃ |
分解能 | 1/0.1/0.01/0.001 |
挿入チューブ寸法 | φ29.7mm x L150mm |
昇温時間 | 4分(-30→23℃) 15分(23→155℃) |
冷却時間 | 4分(155→100℃) 8分(100→23℃) 15分(23→-24℃) 10分(-24→-30℃) |
安定までの時間 | 約10分 |
電圧 | 115V(90~127) |
消費電力 | 400VA |
操作温度 | 0~40℃ |
保管温度 | -20~50℃ |
操作・保管湿度 | 0~90%RH |
プロテクションクラス | IP-10 |
機器寸法(L×W×H) | 362×171×363(mm) |
機器重量 | 10.5kg |
ア ルミケース寸法(L×W×H) | 650×380×500(mm) |
標準構成品 | キャリブレーター(RTC-156B)、電源ケーブル(接地アダプター付属)、外部リファレンスセンサー(STS-102A)、多孔挿入チューブM06(3.0mm・3.2mm・4.0mm・4.8mm・6.4mm×2・9.5mm)、絶縁プラグ、絶縁カラー、絶縁プラグ用ラバーコーン(4種×3)、保護管、挿入チューブ用ツール、テストケーブル(赤黒)、USBケーブル、USBキー、取扱説明書、収納ケース |
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