圧力画像解析システム FPD-8010J(富士フィルム)
世界で唯一の圧力測定フィルム。目に見えなかった圧力のバランス、分布、大きさなどを解析システムを使ってデジタル化、数値データへ変換。多様な圧力分析が可能です。
プレスケールやプレシートで得た加圧発色サンプルをより精密に多角的に圧力解析を可能にするシステムです。圧力の視覚化と解析をパソコン上で実現し、さまざまな製品の開発、設計、生産設備の改良、メンテナンスなどその応用は無限です。
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機種名 |
圧力画像解析システム |
型番 |
FPD-8010J |
メーカー名 |
富士フィルム |
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特長
・解析:発色濃度の分解精度をアップでき、目視判断できない箇所の解析が可能
・基準化:社内検査基準の設定が可能
・共有化:解析結果の共有化を実現
・データ保存:デジタル化により、過去のデータとの比較が可能
○システムの使用方法
○測定条件の選択
新規作成画面より、必要事項(温度・湿度・解像度・圧力種)を選択します。
・参考画像:チャート
チャート表同様、プレスケール使用環境時の温度・湿度に合わせた補正を自動でソフト上にて行います。
○測定方法
・圧力測定結果補足
圧力有効率(%) |
該当プレスケールの圧力検出範囲に入っている割合であり圧力バーの赤・黄色・緑色に再現された合計面積における赤部分の割合(黄色は上限を超えた部分、緑色は下限未満の部分) |
加圧面積(mm2) |
発色した面積 |
平均圧力(MPa) |
発色した領域の平均圧力 |
最大圧力(MPa) |
発色した領域の最大圧力 |
荷重(N) |
発色した領域の荷重値で、加圧面積と平均圧力の積 |
測定面積(mm2) |
領域指定され、処理の対象となっている領域の面積を表示します |
○圧力カバー設定
○図
○データエクスポート機能
指定エリア内の圧力データをテキストファイルとして出力できる機能です。最小で0.125mm角でセルごとに数値化する事で、より詳細な分析を可能にします。さらにExcelを使用し以下のようなグラフを作成することで、分かりやすく分布を見る事が出来ます。
○CSVファイル出力画面
測定画面・測定結果を印刷する事が出来ます。
○3D解析ソフトウェア
3D解析ソフトウェアを用いることで、画像解析をより分かりやすくする事が出来ます。
○解析結果一例
測定した結果をExcelに保存することで、データの蓄積-共有化が図れ、資料として活用出来ます。
※Microsoft Office Excelは、米国マイクロソフト社の登録商標です。
プレスケールについて
○プレスケールとは
プレスケールは、世界で唯一、圧力および圧力分布を測定できるフィルムです。加圧箇所が圧力に応じて赤く発色するので、圧力の大きさや圧力バランスを確認することができます。また、プレスケール目視だけでなく、FPD-8010Jを使用することで、デジタル化してPCで数値、解析することも可能です。
・誰でも簡単に圧力測定が可能。プレスケールを測定面に挟み込むだけ
加圧された箇所が圧力に応じた濃度で赤く発色するので圧力の大きさを目視で確認することができます。また、専用スキャナで読み取ることで定量的な圧力マップを解析することが可能です。
・簡単に目視確認
色の濃度で圧力を確認できます。1箇所の圧力だけではなく、その分布まで測定可能です。
・簡単な操作
電源は不要です。また、測定に必要な形にも切り取って合わせることが可能です。
・簡単にデジタル化
デジタル化し、圧力分布を定量的な圧力値に変換することが可能です。
・高品質
試し打ちや実際の生産結果から圧力状態を予測する方法に比べ、プレスケールの圧力測定で、より正確な機械のセッティングや調整が行なえます。
・高生産性
測定結果を基に行えるため、機械/装置のセッティングや調整さらには生産品の切り替えなどにかかる時間を短縮でき、不良率も低減できます。
・トラブル対応
不良が発生した際にも、まずはプレスケールで圧力を測って機械/装置の状態をチェック。素早く原因の究明を行なうことができます。
○プレスケールの種類と発色原理
プレスケール、プレシートの2種類を販売しております。プレスケールはロールタイプ、プレシートはカットされたシートタイプとなっています。2つに性能の違いはありません。お客様の環境に合わせて、どれぐらいのサイズ・量が必要かご検討ください。
<ご注意ください>
プレシート・プレスケールは、構成品には含まれません。弊社スタッフまでお申し付けください。
○プレスケールの種類
測定対象物によって、選定するプレスケールの種類が異なります。
◎ツーシートタイプ
・微圧用、極超低圧用、超低圧用、低圧用、中圧用の5タイプ
ツーシートタイプはAフィルムとCフィルムの2種類から構成されています。
- ●Aフィルム:支持体(PETベース)に発色剤(マイクロカプセル)を塗布
- ●Cフィルム:支持体(PETベース)に顕色剤を塗布
各フィルムの発色剤と顕色剤の塗布面を合わせて使用。圧力により発色剤層のマイクロカプセルが破壊され、中の発色剤が顕色剤に吸着して反応、赤く発色します。
◎モノシートタイプ
・中圧用、高圧用、超高圧用の3タイプ
一枚のフィルムだけで測定できます。
支持体(PETベース)の同一面上に顕色剤と発色剤(マイクロカプセル)の両方を塗布圧力により、発色剤層のマイクロカプセルが破壊され、中の発色剤が顕色剤に吸着して反応、赤く発色します。
○使用方法
プレスケールは、発色剤層のマイクロカプセルと顕色剤により、圧力のかかった部分が赤く発色します。油や水から遮断してお使いください。
よくある質問
プレスケールは1回で使い切りですか?
Answer!
1度使うと色が変わって再使用できないため、1回で使い捨てとなります。
1回の測定時間はどれらいですか?
Answer!
約1分程度で測定は完了します。
仕様
○本体
適用プレスケール |
プレスケール全7品種とプレシート全6品種 |
主な機能 |
プレスケール画像解析機能 圧力解析・圧力データ出力機能・3D解析機能・極座標解析機能、部分拡大機能、長尺合成機能 |
読み取りサイズ |
適用スキャナーに準ずる |
最大読み取り回数 |
縦3回×横5回 |
読み取り解像度 |
0.125、0.25、0.5、1、2mm角 |
○ソフトウエア推奨環境
OS |
Windows® 7(32bit/64bit) Windows® 8/8.1(32bit/64bit) |
CPU |
2GHz以上 |
メモリ |
2GB以上 |
HDD |
2GB以上の空容量 |
ディスプレイ |
1024×7686万色以上の表示 |
○プレスケール(モノシートタイプ/ツーシートタイプ)
※販売品
適用スキャナ |
エプソン製 A4スキャナー GT-F740 |
精度 |
±10%以下(23℃/65%RH時の温度測定にて) |
使用推奨湿度 |
35%RH~80%RH
※超高圧用(HHS)は35%RH~70%RH |
使用推奨温度 |
20℃~35℃
※超高圧用(HHS)は15℃~30℃ |
厚さ |
モノシートタイプ |
約110μ |
ツーシートタイプ |
Aフィルム/Cフィルム 約90μm ※タイプによって厚さが異なります。 |
構成品
標準構成品 |
ノートPC(バッテリー内蔵)、ACアダプタセット(ノートPC用)、PC保護ケース、スキャナーGT-F740、ACアダプタセット(スキャナー用)、専用カバー、USBケーブル、キャリブレーションシート、取扱説明書(FPD-8010J)、取扱説明書(GT-F740 操作ガイド)、収納ケース |
※対応最新OS:Windows7
販売品
販売品 |
シート |
種類 |
圧力 |
サイズ(幅×長さ) |
測定範囲 |
プレシート |
モノシート |
中圧用(MS) |
270mm × 200mm |
- |
高圧用(HS) |
270mm× 200mm |
- |
超高圧用(HHS) |
270mm × 200mm |
- |
ツーシート |
極超低圧用(LLLW) |
270mm
× 200mm |
- |
超低圧用(LLW) |
270mm × 200mm |
- |
低圧用(LW) |
270mm × 200mm |
- |
プレスケール |
モノシート |
中圧用(MS) |
270mm×10m |
10~ 50Mpa |
高圧用(HS) |
270mm×10m |
50~130Mpa |
超高圧用(HHS) |
270mm×10m |
130~300Mpa |
ツーシート |
極超低圧用(LLLW) |
270mm×4m |
0.2~0.6Mpa |
超低圧用(LLW) |
270mm×5m |
0.5~2.5Mpa |
低圧用(LW) |
270mm×10m |
2.5~10Mpa |
中圧用(MW) |
270mm×10m |
10~50 Mpa |