表面塩分計 SNA-3000(サンコウ電子研究所)

表面塩分計 SNA-3000(サンコウ電子研究所)

橋梁、船舶、タンクなどの塗装前の表面塩分濃度を簡単にチェック!

 鋼構造物は、塗装前に表面を洗浄する必要があります。特に、塩分濃度は腐食防止の上から、塗装前の清浄度の指標の一つとし て非常に重要です。船舶、橋梁、大型タンクなどの鋼構造物の表面に付着している塩分を3種類の方式で簡単に、しかも、ダイレクトに測定します。(JIS Z 0313に対応)。

機種名 表面塩分計
型番 SNA-3000
メーカー名 サンコウ電子研究所
   


  特長

・表面塩分濃度を4種類の方式で直読
  水可溶性塩分濃度表示(PSPC対応)※お見積もり・ご注文時にご選択お願いいたします。
 水可溶性塩分濃度表示(ISO8502-9における換算式採用)
 塩化ナトリウム濃度表示
 電気伝導率表示
・ 簡単測定
  測定セルを測定対象に固定し、測定水(純水)を注入するだけで表面の塩分濃度が測定できます。測定対象の表面を拭き取り、溶液抽出するという 面 倒な操作は不要です。
・ 測定セルは磁力により固定
  ブレッスル法のように粘着剤で表面を汚すことはありません。
 ※測定物は平板の磁性体が対象となります。
・ 本体、測定セルは小型、軽量で持ち運びが容易
  収納ケース、測定キットをご用意いただくと現場での測定が一層容易となります。

方 式

  方 式

測定対象(銅製)に固定した測定セルに一定量の純水を注入し、表面塩分を溶解させ、その電気伝導率を
測定します。
この測定値から水可溶性塩分濃度、または塩化ナトリウムの濃度に演算して表面塩分濃度を表示します。

用 途

  用 途

  • ・ 橋梁・船舶・鉄塔・プラントなどの塩害防止塗装の可否。

  よくある質問

木材の表面塩分は測定できますか?

Answer!

できません。
当社保有の表面塩分計SNA-3000の測定対象は鋼構造物です。
木屑が撹拌子に挟まり、故障してしまう可能性もございますので、木材への使用はご遠慮ください。


鉄管の表面塩分の測定はできますか?

Answer!

測定セル(φ94)を測定部に密着させる必要があります。 密着させれる程、大きな管であれば測定可能です。


測定に必要な純水について、ミネラルウォーターや水道水で代用可能ですか?

Answer!

代用はできません。必ず純水にて測定してください。

仕 様

  仕様

本体
測定方式 電気伝導率法
測定モード 水可溶性塩分(ISO 8502-9の換算式)、塩化ナトリウム(NacCl)、電気伝導率
測定範囲 水可溶性塩分濃度 0~199.9mg/m2
0~1,999mg/m2(オートレンジ)
塩化ナトリウム濃度 0~199.9mg/m2
0~1,999mg/m2(オートレンジ)
電気伝導率 0~199.9μS/cm、
0~1.999mS/cm(オートレンジ)
温度 0~50℃(表示範囲:0~99.9℃)
温度補償範囲 ATC(自 動温度補償):0~50℃
基準換算温度:25℃
温度係数 2.0%℃(固 定)
データメモリー 300 データ(測定時刻、測定値、温度)
測定時間設定 1 分、3分、0分(連続)
セル定数 測定セルより自動読込(手動入力可能)
電源 単3形アルカリ乾電池×2
寸法 約 75(W)×187.5(H)×37.5(D)mm
重量 約 310g(電池含む)
測定セル
型式 ELC-006
極材質 SUS-316
測定面積 1250mm2
使用液量 10mL
撹拌機能 モーター直結撹拌子による
撹拌用電源 9V 形乾電池(6F22)×1
寸法 φ94×104mm(ケー ブル1m付き)
重量 約680g

構 成品

  構成品

標準構成品 本体、測定セル、エア抜きシート、チューブ、注入シリンジ10mL、精製水、電気伝導率チェック用C液、収納ケース、取扱説明書
※タイプによって標準構成品が異なる場合がございます。詳しくはお問い合わせください