特長
明るく見えの良い光学設計と素早く確実に制動する自動補正機構を組み合わせ、迅速に目標を視準することができ、安定した精度で効率の良い作業を実現します。
・素早く確実に制動する自動補正機構
・狭い現場に有利な短い合焦距離
・2段階スピードで素早く合焦
・クランプレス全周微動
・IPX6と優れた防水性能を有し、突然の雨や過酷なフィールドでも利用できる耐環境性能です。
○素早く確実に制動する自動補正機構
補正鏡を懸垂する4本の強靭な特殊サスペンションワイヤーと、磁気制動方式の自動補正機構を採用。
補正範囲が広く、振り子が素早く静止する特性を持つので、本体の傾きにかかわらず視準線を水平に保ちます。
○短い合焦距離でもピントが合う!
最短合焦距離が20cmですので、狭い場所での観測※に威力を発揮します。
※ 望遠鏡先端より
○2段階スピードで素早く合焦
合焦ネジを回す速さによってスピードが2段階(粗動・微動)に自動的に切替わり、素早く合焦させることができます。
○クランプレスで全周微動!
水平方向の位置決めはクランプレス方式を採用。左右どちらからでも操作ができる様に両側にノブを配置しました。
○容易な気泡確認!
円形気泡管の上部にペンタプリズム※を装備。
望遠鏡を視準する姿勢のままで気泡の確認・整準が可能です。 ※AT-B3は平面ミラー。
○水平角測定
水平目盛盤を利用すれば1°単位で水平角を読取ることが可能です。
目盛盤は自由に回転させることができますので任意の角度を測定できます。
○スタジア測定
視準線に刻まれた2本のスタジア線を用い、機械中心から標尺までの距離を算出することができます。
1. 測点上に標尺を立てます。
2. 標尺を視準し、上下2本のスタジア線で挟まれた標尺の長さLを読取ります。
3. 機械中心から標尺までの距離Lは、読取った標尺の長さLを100倍することで求められます。
外観図
仕様
型番 |
AT-B2 |
望遠鏡 |
全長 |
215mm |
像 |
正 |
対物有効径 |
42mm |
倍率 |
32x |
視界(100m先) |
1°20'(2.3m) |
分解力 |
3.0" |
最短合焦距離 * |
20cm(30cm) |
スタジア乗数 |
100 |
スタジア加数 |
0 |
2スピード合焦機構 |
有り |
水平目盛盤 |
直径 |
103mm |
目盛 |
1° |
自動補正機構 |
補正範囲 |
±15' |
1km往復標準偏差 |
0.7mm |
光学マイクロメーター使用 |
0.5mm |
円形気泡管 |
感度 |
10'/2mm |
円形気泡管ミラー |
ペンタプリズム |
使用温度範囲 |
-20℃~+50℃ |
防水性(JIS C 0920) |
IPX6 |
寸法 |
幅 |
130mm |
長さ |
215mm |
高さ |
140mm |
質量 |
1.85kg |
国土地理院登録 |
3級水準儀 |
* 望遠鏡先端より。( )内:機械中心より。
構成品
オプション品