多波長励起蛍光光度計 MFL05W-USB(50m)(JFEアドバンテック)

多波長励起蛍光光度計 MFL05W-USB(50m)

9波長の多波長励起を計測

 植物プランクトンの蛍光特性を測定し、「現存量と種組成の同時計測」が可能になりました!

機種名 多波長励起蛍光光度計
型番 MFL05W-USB(50m)
メーカー名 JFEアドバンテック


  特長

  • ・9波長を用いた他波長励起
  • ・高濃度な環境下でも、高度な蛍光測定ができます
  • ・ソフトウェアによる自動組成解析
  • ・種組成解析のための蛍光特性、ライブラリー機能
  • ・センサ面にはワイパー装備
  • ・濁度、水温、深度センサーを装備
  • ・従来のクロロフィル蛍光光度計ではできなかった現存量と種組成の同時観測が可能
 植物プランクトン群集の現存量の測定は、生体クロロフィル蛍光の測定ができる浸漬型蛍光光度計の普及により急速に浸透してきました。
 ですが、従来の測定手法では植物プランクトンの群集現存量の指標となるクロロフィルa(Chla)の測定は可能ですが、その種組成を把握することはできません。

 多波長励起蛍光光度計(50m)MFL05W-USBは、波長の異なる励起光を植物プランクトン群集に照射し、波長毎の蛍光強度を検出し、励起蛍光スペクトルを連続
 的に測定します。


2つの観測モード

● 連続モード
 開始時刻と観測インターバルを設定。連続観測します。


● バーストモード
 観測開始時間、バースト時間、インターバル、サンプル個数を設定。
 設定した観測開始からバースト時間毎に観測。
 主に長期観測に使用します。


センサー仕様

 励起スペクトル:蛍光測定
 濁度:赤外光後方散乱
 水温:サーミスタ
 深度:半導体圧力センサ

※ローダミンWT100ppb に対する励起光波長 570nm の出力を 100 とし、
その他の波長はローダミンWTの特性に合わせて規格化。









  寸法図と部位の名称




  ご使用後のメンテナンス

  • ・水洗い後、本体の水気を充分に拭き取ってください。
  • ・光学センサは、真水でよく洗い流した後、柔らかい布をやさしく拭き取ってください。
  • ・センサに傷等が無い事を確認してください。
  • ・保管時は高温・多湿の場所を避けて保管してください。

 リファレンススペクトルグラフの縦軸(Y 軸)の最小値・最大値を設定することができます。
 自動的に最大値・最小値を最適な値に変更し,グラフ表示されます。
 また、横軸(X 軸)を最小値・最大値を変更することにより、グラフ表示したい波長を設定することができます。
 成分割合グラフも同様です。

 観測データ(Raw)ファイルを読込み、各データのグラフ及びリスト表示を行うこともできます。




  仕様

寸法 φ79mm×301mm
材質 筐体:チタン2種
光学センサ:透明エポキシ樹脂
消費電流/消費電力 約300mA
深度測定範囲 50m
測定データ数 1~18,000個
測定モード 連続モード、バーストモード
測定間隔 連続モード:0.1~600秒
バーストモード:1~1,440分(1分単位で設定)
耐圧性能 500m 水深相当
但し、圧力センサーは50m
記録媒体記録媒体 microSDカード(防水高速仕様を使用しておりますので、市販のSDカードは使用しないでください。)
通信方式 USB
重量 約1.8kg
電源電圧 3V(CR-V3型リチウム電池)
※容量3.3Ah。最大4個使用可能



  構成品

標準構成品 本体、ネジ×3、microSDカード、結露防止用窒素ガス缶、シリコングリス、六角レンチ、USBケーブル、通信ソフト、取扱説明書(本体)、取扱説明書(通信ソフト)、収納ケース、電池(CR-V3)×4本
 ※対応最新OS:Windows10